パリ・モンサンミッシェルのツアーならフランス旅行専門店「空の旅」






先日、3つ星レストラン “LE GRAND VEFOUR ”に
行ってきました!!
ディナーではちょっと気が重いし、
胃も重くなりそうだったので、ランチで!
もちろんパパのおごりです。

パレロワイヤルにあり、1784年のパレロワイヤルの
工事が終わったと同時に開店した“シャルトル・カフェ”
が現在のル・グラン・ヴェフールの元です。
当時はフランス革命前ということもあり、政治を語りに
多くの人がやってきたそうです。
革命時には、カフェは高級レストランとなり、ナポレオンもよく食事に来ていたとの
こと!それ以降は、ヴィクトル・ユーゴー、ラマルチーヌ、サント・ブーヴ、コレット、
ジャン・コクトー、サルトル、アンドレ・マルローなどの文芸人、政治家たちに
愛され続けるレストランとなります。すごいですね!!

星つきレストランに行くときに、とっても気になるのが服装、
ドレスコードですよね!?
場所柄、3つ星といえども、ランチではビジネスマンも多いだろうと思い、
友人のフランス人たちは、ワイシャツのみでやってきました。すると入り口で、
「失礼ですが、レストラン内で着用していただく上着をお貸しいたしますので、
こちらのサイズでよろしいですか?」と、とてもスマートに、と同時にこちらが
何も答える隙を与えないタイミングで言われました!!
我々女性陣は、いたって普通の格好でした・・・ロングスカート、ズボン、
ワンピース、、、でも決してパーティーに行くような格好ではありませんよ(笑)!
日本のOLさんたちの格好ですね。これでもドレスコードには引っかかりません
でした。
男性は、ノーネクタイはOKでも、上着なしはダメなようです!
女性は一般的にきれいな格好であれば問題ないのでしょう!
(ディナーの場合は、もちろん男性はネクタイ+上着が必要です。)
ちなみに、小さなリュックで、いかにも“観光客”とわかる服装(ポロシャツ、
丈の短めなズボン)で入ってきたアメリカ人女性がいましたが、この女性は断られて
いました・・・。

インテリアは、本当に昔の良きパリっていうイメージでした!
ゴージャスだけど歴史と品を感じます。とっても優雅です!!
写真をたくさん撮って、みなさんにわかっていただきたいのですが、
とても写真をパチパチ撮れる雰囲気ではありませんでした(笑)。

ランチメニューは、前菜・メイン・チーズ・デザートで75ユーロでした。
もちろん、女性に渡されるメニューには値段は書いてありません♪
それぞれ、3種類の中から選びます。
いつまで経っても、フランス料理のメニューは理解に苦しみ(笑)、、、、
とりあえず軽めのものを私は選びました。

これは前菜の前に出てくるお通しです。
舌平目のムースとトマトとチーズでした。




前菜です。
←これはサーモンを使った前菜。アニスとサーモンを
マリネにしたもの、アヴォカドとタルタル風に
したサーモンでした。とってもサッパリしてて、
日本人の口にも合う味でした!


これは季節の野菜を使ったサラダ→
竹に入ってるように見えるのは、    
レモンと卵の黄身のムースです。   


←フォアグラ、グリンピースとナスのムースです。
 このフォアグラは、とっても美味しいと言っていました。




メインは、ヘダイ、タラ、豚の肩ロース、の3種類ありましたが、
これはヘダイです。リゾットが付け合せについてきていて、
こちらも私でも食べやすいさっぱりしたお料理でした。

他の写真は撮れなかったんですが、豚のお料理は、
イマイチだったと言っていました。
タラは、美味しかったようです!

どれもサッパリしたお料理で、最近のフランス料理は、昔のようにコッテリしたものは
流行らなくなってるんだなぁと実感しました。
以前、3つ星だった頃のタイユヴァンで食べたことがあったんですが、
あそこはコッテリしっかりフランス料理でした(笑)!

チーズも、たくさん台車に乗ってやってきました!!!
私はチーズもあまり好きではないので、
軽めのチーズを・・・と頼んだところ、5種類のチーズを
選んでくれて、「こちらから順番に食べてください!」
とアドバイスしてくれました。
フランス人たちは、チーズも美味しい!!と大喜びしてました。




デザートも3種類の中から選びます。

←これはイチゴを使ったムースなどとワサビの
 シャーベット!?
 甘すぎず、イチゴの味を生かしたデザートでした。



これはチョコレートのデザートで→
ギャルソンが「シェフが得意とする   
デザートです」と言っていました。   


もう一種類は、メロンを使ったデザートでした。

デザートが終わって、カフェを注文すると、カフェと一緒に、チョコレートや小さな
マドレーヌ、マカロン、ガトーサヴォワなどなどもサービスされ、サッパリした料理
と甘く見ていましたが、おなかがパンパンになりました(笑)!
カフェに行き着くまでに、2時間経ってました・・・!優雅な雰囲気で食事を
していると、あっという間に時間が経ってしまいますね(笑)!

ギャルソンのサービスも、さすが3つ星!とっても気取った感じです(笑)!
でも私たちが常連でないことがわかり、
「あそこの席は、ナポレオンとジョゼフィーヌの席で、ここはジョルジュ・サンド、
あちらはユーゴー、、、」などと説明してくれたり、
「この建物は、歴史的建造物に指定されていて、、、、、」とレストランの歴史まで
話をしてくれる気さくな面もありました!

さてさて、席についてからずっと気になっていた、
テーブルにあるこの手形のお皿・・・
ジョルジュ・サンドの手形をした灰皿だそうです!!
ここに灰を捨てるのはもったいない感じですね(笑)!

私としては、サッパリしたフランス料理といった感じで、
なかなか美味しく感じましたが、フランス人たちは、
「これで3つ星かぁ・・・」とちょっとガッカリなようでした。
でも、シェフ・ギー・マルタン(GUY MARTIN)が常に新しいお料理に挑戦して、
フランス料理の可能性を広げて、フランス料理界を刺激しているんだろうね、
って話してました。
そうでなければ、ミシュランの星を保つことは大変ですしね・・・!

ちなみにもうひとつ気になるチップですが、一般的には支払った料金の10%と
言われますが、私たちは20ユーロしか置きませんでした。
(合計金額は500ユーロくらいだったと思います。)チップはあくまで
気持ちですので(笑)!

フランスのカフェ飯も気軽でいいですが、たまには、星つきレストランで雰囲気を
楽しみながら食事するのもいいですね!!!

LE GRAND VEFOUR(ル・グラン・ヴェフール)
17 RUE DE BEAUJOLAIS 75001 PARIS
TEL 01 42 96 56 27
http://www.grand-vefour.com/fr/navigation.htm
定休日:金曜夜、土曜、日曜、4月10日〜17日、8月、12月24日〜31日



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