パリ・モンサンミッシェルのツアーならフランス旅行専門店「空の旅」






日本でも話題になっていると思いますが、7月15日から、パリ市内でレンタサイクル
サービス“VELIB(ヴェリブ)”が始まりました!
フランス語のVELO(チャリ)+LIBERTE(自由)をもじった
命名、VELIBです。

パリから車の量を減らそう!というのがきっかけなよう
ですが、このレンタサイクルへの力の入れようは相当な
もので、今年中にパリ市内1451スタンド、
計20600台の自転車を配置する予定だそうです!
中国みたいになるのが夢なの?!って感じですが
(笑)。

スタンドは無人!・・・普通の自転車ですら、よく盗まれるパリで、
思い切った計画をやったものです(笑)。
あるスタンドで借りて、別のスタンドで返せる・・・。
つまり乗り捨てできるわけで、これがうまくいけば、とっても便利なんです!!

自動販売機ですらないパリで、レンタサイクルがうまくいくはずがない!
とバカにしつつも、早速レンタルしてみました!

メトロ・ピラミッドの横にあるレンタサイクル場所へ行くと、自転車はあるけど、
機械が壊れてる(涙)・・・やっぱりね(笑)!
さらにこの100メートル隣にあるところへ行くと、機械はあるけど、
自転車がありませんでした(涙)・・・さすがフランス(爆笑)!
全部がうまく作動するわけありません!ようやく3度目の正直で、
自転車も機械も揃っているスタンドを見つけました!

私が乗るのは怖いので(笑)、毎日自転車通勤しているフランス人の友達に
試してもらいました。
まず、スタンドで借りる手続き・・・日本語説明があるスタンドもあるようですが、
ここのスタンドにはフラ語・英語・スペイン語のみ。
各スタンドによって、多少手続きの違いがあるかもしれませんが、参考にしてください。


1. Velib定期がある人は定期を挿入、1日もしくは7日チケットを
  すでに購入している人は、ボタン@、何もない人はボタンAを
  選択。




2.1年定期にするか、1日〜7日チケットにするかを選びます。
  私たちは1日〜7日チケット=ボタンAを選択。





3.1日チケットにするか、1日〜7日チケットにするかを選びます。
  私たちは1日チケット=ボタン@を選択。





4.さらにしつこく、1日料金にするか、7日料金にするかを
  選びます。
  私たちはもちろん1日料金=ボタン@を選択。




 1日料金は、1ユーロからスタートします。最初の30分は無料。
 その後、30分乗り続けると、2ユーロかかり、さらに30分乗り続けると4ユーロ
 かかります。つまり、30分以内にスタンドに一旦自転車を戻せば、
 追加料金がかからないわけです!

5.支払い画面です。現金では支払えません。
  VISA, JCB, MASTER, AMEXが使えます。
  また150ユーロが保証金として口座に残っていることが
  条件です。
  この150ユーロは、規定期間内に自転車を返却しない
  場合などに引かれます。
  この説明を読んだところで、SUITEボタン(緑のボタン)を選択。

6.さらに利用規定が書かれていて、オッケーであれば、
  ボタンDを押して、VALIDEボタン(緑のボタン)を選択。





7.カードを入れます。暗証番号を入力します。






8.VELIBカードの4桁のコードを自分で設定します。
  このコードは、カードを利用するたびに入力しなければ
  いけないので、覚えておきます。
  そしてVALIDEボタン(緑のボタン)を選択。




9.チケットが出てきます!



10.めでたくレンタルチケット
   完了!
   すぐに自転車を借りる
   ボタン@を選択。

11.先ほど設定した4桁のコードを入力。
   VALIDEボタン(緑のボタン)を選択。






12.最終注意事項が表示されます。
   SUITEボタン(緑のボタン)を選択。







13.使える自転車の番号が表示されます。
   60秒以内に、この画面に出た番号のうちの一つの
   自転車を取ります。
   自転車を取るときは、
   写真のようにボタンを押します→。






ようやく自転車を手に入れました!!
慣れないから、フランス人でも手間取ってます
(笑)!私たちの前にいたフランス人ビジネスマン
は、1日チケットをすでに持っていたのに、
うまくいきませんでした(苦笑)・・・
こんな問題があったときは、01 30 79 79 30へ
電話しましょう!
・・・電話したところで、ここはフランス・・・
解決されそうにありませんが(笑)。

サドルを調整して、ランプがつくか、ブレーキはきくか、一応確認!

この自転車、とてもキレイなママチャリですが(3段階ギア付)、
なんと重さ22キロ!!盗難防止のためかもしれませんが、
重いです(笑)。

近くを一周してきてもらったところ、自転車が重たい分、
とてもバランスがとれて安定するそうです!
だから自転車に慣れてなくても大丈夫?!
それよりパリの道路に慣れないといけませんが!!

盗難防止のカギもついていますが、とっても硬かったので、このカギを使うくらいで
あれば、近くのスタンドに一度自転車を返した方が無難ですね。お金もかからないし!
カギをしても、パリ市内では自転車はよく盗まれるので、要注意です!盗まれた場合、
先ほどの保証金150ユーロがとられるわけです!!

一周し終わったところで、自転車を別のスタンドに
返しました。
カチッとスタンドの穴に入れたら、青いランプがつくので、
これで返却完了!




パリで自転車に乗るのは、とにかく勇気のいる行為です(笑)!!
私は乗ったことありません!
まず自転車は、車道を通らなければならず、バイクと同じルールで走らなければ
いけません。ということは、道路標識にも精通してなければいけないということで・・・
パリは、日本と違って、右側通行だし、なんと言っても、ものすごくむちゃくちゃな運転!
その間をぬって、自転車は走らなければならないのです!!!ヘルメットやバックミラー
をつけた重装備の自転車も見かけますが(笑)、
その気持ちもわかりますね。。。ちなみにヘルメット着用は義務ではありませんが、
推奨されています。
下記サイトのページ真ん中の太字“A velo, en ville, le droit a la securite et au respect de
chacun”をクリックしてください。
写真付で注意事項が載っています!
http://www.velib.paris.fr/actualites/la_velib_attitude/bien_conduire_et_se_conduire_a_velo

←車道の横に、自転車用道路がある道もあります!
これが市内全部にあれば、安心して走れるんですが、
そうもいかないんですよね。
これは、パリをキレイに作ったオスマンの唯一のミスとも
言われています。
当時は、車社会を中心に道路が作られ、一方通行も多く、このせいで、
自転車用道路を作れなくなっている場所も多いのです。

せっかく自転車用道路があったと思ったら、“バス&タクシー優先
道路”と一緒になっていたりして、これはこれでまた危険な気も
します(笑)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→
パリのバスは、バスと言っても、スピードは出すし、
狭い道路もガンガン走るし。。。

下記サイトに、パリ市内の自転車道路が表示されています。
http://www.paris.fr/portail/viewmultimediadocument?multimediadocument-id=18436

私たちにとっては、“慣れない人が乗るから危険!”、“絶対自転車が良い状態で
保たれるわけない!”などなど、マイナスポイントばっかり目立つんですが(笑)、
それでも、驚くことにパリジャンはかなり利用してます!!
将来的には、自転車専用道路も増える予定だそうです。
みなさんも、どうしてもパリで自転車に乗りたいときは、注意に注意を重ねて、
楽しんでください!!

VELIB
http://www.velib.paris.fr/
1年定期:29ユーロ 
1日チケット:1ユーロ〜 / 7日チケット:5ユーロ〜
*今のところ、パリのどこにスタンドがあるかという地図はありません。
各スタンドに、周辺のスタンドの地図が表示されています。



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