パリ・モンサンミッシェルのツアーならフランス旅行専門店「空の旅」






8月は、パリにパリジャンがいなくなって(ヴァカンスのため)、静かだ、
と言われていたようですが、最近は、7月、8月は外国からの観光客で
大いに賑わうパリです。
パリは、世界一観光客が訪れる街として知られていますが、
2003年度の統計が出てきました。
へえ〜っていう感じでおもしろいので、見てみてください!
以下、パリの観光に関する10項目の白書です。
(CHIFRRES CLES DU TOURISME A PARIS 2005, ZURBAN参照)

@年間どれくらいの観光客が訪れるの?
  130万人のアメリカ人、イギリス人、70万人のイタリア人、
  60万人の日本人、55万人のドイツ人。
  そのあとに、スペイン人、中国人と続きます。
  最近では韓国人も増えてきました。

Aパリ市内の観光地トップ10は?
  1.NOTRE-DAME(ノートルダム寺院) 年間約1000万人
  2.SACRE-COEUR(モンマルトル・サクレクール寺院) 年間約800万人
  3.TOUR EIFFEL(エッフェル塔) 年間約580万人
  4.MUSEE DU LOUVRE(ルーヴル美術館)
   年間約570万人
  5.CENTRE POMPIDOU(ポンピドゥーセンター)
   年間約530万人
  6.CITE DES SCHIENCES ET DE L'INDUSTRIE
   (ラヴィレット・科学産業シティ館) 年間約280万人
  7.MUSEUM NATIONAL D'HISTOIRE NATURELLE
   (自然史博物館) 年間約200万人
  8.MUSEE D'ORSAY(オルセー美術館) 年間約180万人
  9.ARC DE TRIOMPHE(凱旋門) 年間約120万人
  10.MUSEE DE L'ARMEE(アンヴァリッド・軍事博物館) 年間約99万人

B日本人観光客がパリのブティックで1日に使う平均金額は?
  85.60ユーロ。
  (私の周りのフランス人は、「日本人観光客は1日400ユーロくらい使うと
  思ってた!」と言ってます(笑))

Cパリの観光客に人気のある月は?
  10月。

Dパリへのリピーター率は?
  97.80%!

E観光地のお土産の一番人気は?
  絵葉書と切手。

Fパリ滞在のホテル1泊の予算は?
  平均一人80ユーロ。

Gパリジャンから見た各国観光客のパリの訪れ方?
(ちょっと辛口批評ですが…(笑)/記事を訳しただけで、私の意見ではありません。)
  日本人観光客…オペラ座界隈が日本人街で、ラファイエット、モンテーニュ通りは
            必ず訪れ、手にいっぱいブランドブティックの袋を提げて観光し、
            18時〜19時30ごろ(フランス人から見ると、かなり早めの
            夕食なのです)、STE-ANNE通り(日本食通り)に集結し、
            夕食を食べる。
            日本人の観光には、美術館巡りは欠かすことができず、
            日本人は文化的な知識が最も豊富だと言えるが、
            パリでは多くの地区を訪れない。

  アメリカ人観光客…まずマレ地区を訪れ、次にテーマ別観光をし、
              ヘミングウエイ的パリを堪能し、"ダヴィンチコード"を片手に
              ルーヴルを訪れ、モナリザの小ささにがっかりする。
              ルーヴルを訪れても、ミロのヴィーナスとモナリザにしか
              興味がない。
              ST-OUENの蚤の市もアメリカ人には大人気。
              アメリカのユダヤ人も、もちろん真っ先にマレを訪れたがる。

  イギリス人観光客…母国で美術館は無料というのに慣れているため、
              パリの美術館にはあまり行かず、パリの街を散歩
              (やっぱり散歩が大好きなイギリス人…)。

  ドイツ人観光客…パリの街をサイクリング
             したがる。

  ロシア人観光客…墓地が大好き。

  イタリア人観光客…教会巡りとディズニーランド
              でパリ観光は十分。

  デンマーク人観光客…デファンスの新凱旋門が彼らにとっての一番の観光地。
                なぜなら、デンマーク人建築家の設計だから。

H今後、フランスがパリへの観光
  客を増やそうとターゲットにして
  いる国は?

  中国、日本、韓国、インド、ロシア。

I一番対応の良いパリの観光地
  は?

  MUSEE D'ART ET D'HISTOIRE
  DU JUDAISME
  (ユダヤ歴史博物館)。

ちなみに、フランス全国内で、1日に訪れる人数が多いトップ8は、
1. エッフェル塔 約1万6068人
2. ヴェルサイユ宮殿 約7819人
3. モンサンミッシェル 約2888人
4. 凱旋門 約2830人
5. サント・シャペル 約1768人
6. シャンボール城(ロワール) 約1748人
7. オート・コーニングスブルグ城(アルザス) 約1431人
8. カルカッソンヌ(ラングドッグ) 約824人

だそうです。
(MINISTRE DE LA CULTURE ET DE LA COMMUNICATION, LE POINT参照)

アメリカ人の詩人がパリとロンドンを比較して、下記のようなことを言っています…
「パリは、外国人のために作られた街で、ロンドンは、イギリス人のために作られた
 街だ。イギリスは、ロンドンをイギリス国民のために作り、フランスはパリを世界の
 ために作った」
おおおっ!って感じですが、世界中の人を魅了し続けるパリは、
まさにそのとおりなのかもしれませんね!
パリを今の形にしてくれたオスマン、ありがとう!ってところでしょうか(笑)!?



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