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マドリッドに次ぐ、スペイン第２の都市でありカタルーニャ自治州の州都でもあります。
バルセロナを中心とするカタルーニャ州は、ガウディのモデルニスモ芸術が生まれた場所
であり、街中の建築物の多くは芸術的要素をもったものです。しかしながら、１８８８年
に開催された万博を境に近代的なビルもたくさん建築され、これららが混ざり合って共存
している不思議な雰囲気があります。
５ツの地域 バルセロナは大きく分けて５ツの地区に分かれています。
１） ゴシック地区 バルセロナの中心部にあたるこの地区は、ローマ時代の城壁跡が残って
います。非常に小さい地区の中には、ゴシック建築が数多く残っており歴史的建造物の宝庫
といった感じがします。有名なカテドラル・カノンジェス邸や４０ｍの鐘の塔がある旧王宮
もこの地区に位置します。
２） リベラ地区 城壁跡の外側にあたるこの地区はゴシック地区の隣にあたり、ピカソ美術
館として知られているアギラール邸が存在します。その他、ユネスコの世界遺産にも指定さ
れているカタルーニャ音楽堂もこの地区にあります。
３） レシャンプレ地区 新市街の中心に位置する一帯を指し、道路は全て碁盤の目状に整備
されているため、初めての訪問でも地図を片手に容易に歩く事ができます。まずはカタルー
ニャ広場に立ち、現在の地図上の位置を把握します。お薦めはそこからグラシア通りへと足
を運びます。グランビアまでのこの通りはネオゴシック建築が多く、リベラ地区とは一味ち
がった趣が楽しめます。
４） ランブラス通り ゴシック地区の西側を縦に走るこの通りには、様々なお店が建ち並ぶ
バルセロナの目抜き通りです。北側カナレテス噴水から南に歩き一番最初の大通りはポルタ
フェリサ通りです。この界隈では小鳥を売る屋台が多くいつも小鳥のさえずりが聞こえてき
ます。さらに南に下るとボケーリア市場があり、新鮮な野菜・肉・魚が売られ現地の生活に
密着できます。また、この市場には軽食をとれるバルなどもありますので、ここで観光途中
の昼食をとるのが良いでしょう。最南部のランブラ・デ・サンタ・モニカと呼ばれる港に最
も近いエリアがランブラス通りの終点です。ここでは週末に手工芸品ののみの市が開かれま
すので、是非週末に訪問してみてください。
５） 芸術の散歩道とサンヘロニモ通り バルセロナの南端地域のこの地区には「コロンブス
の塔」「海洋博物館」など海にかかわる建造物などが沢山あります。とくにコロンブスの塔は
５０ｍの高さがあり、内部への入場も可能です。内部ではエレベーターで最上階にあがり、街
の全景を望む事ができます。また、海沿いのカフェで休息をとった後は観光船「ゴロンドリナ
ス」に乗船できます。
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